アルマイト(almite)
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★軟質アルマイト=アルミニウムの耐食性や耐摩耗性を向上させる加工・処理の事です。
アルミニウムを陽極として電気分解することによりアルミニウムの表面を酸化させ、酸化アルミニウム(アルミナ)の酸化被膜を生成させる。その時に出来た孔壁を多孔質皮膜といい、高温水溶液または沸騰水で孔壁を水和膨張させる事により孔を封じ(封孔処理という)耐食性を向上させたものをアルマイトといいます。
封孔処理前に染料を溶かした水溶液で着色する事により様々な色のアルマイトに仕上げる事ができます。
★硬質アルマイト
通常のアルマイト加工されたものより硬く、被膜は30〜50μの厚さがあり耐摩耗性に優れています。
ウルトラコートとは硬質潤滑アルマイトの事をいいます。
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アルマイト加工された製品
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コンピュータ機器、医療機器、航空機や電車、自転車・バイクのフレームを含む部品などに利用されています。
しかし、アルマイト加工された製品は海水に晒されたり鉄や銅などの貴金属に湿潤状態で接触すると腐食しやすいので注意が必要です。
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